デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進のために、高い生産性を持ちつつ業務部門のニーズを満たすシステム開発手法が求められている。それを実現するには、現場の社員がシステム開発に積極的に関与していく必要がある。そこで注目されているのが、プログラムのソースコードを極力記述せずにシステムを開発できる「ノーコード/ローコード」と呼ばれる手法だ。
本来、企業のシステムはその企業の価値や競争力の源泉といえるもの。ところが、従来の日本企業はシステム開発を外部に丸投げすることが多く、ユーザーのニーズからかけ離れたシステムがあふれかえっていた。このため、システム開発を自社あるいは現場の手に取り戻す「コードの民主化」という意味でノーコード/ローコードは注目を集めている。
この分野が生成AI(人工知能)の登場で大きく変わろうとしている。2023年9月27~28日に東京国際フォーラムで開催する「日経クロステックNEXT 東京 2023」では、ソフトウエア開発分野に詳しい日経クロステックの大森敏行シニアエディターが登壇。コードの民主化で注目を集めるノーコード/ローコードの賢い導入・運用の方法を解説する。それとともに、生成AIでこの分野がどう変わっていくのか、将来はプログラマーが不要になるのかといったところまで大胆に考察する。
本イベントでは、日経クロステック編集陣が注目技術の動向や本質、メリット、リスクを解説するほか、DX先進企業の経営幹部や変革リーダーが、DX成功の法則を明かします。さらに、GX(グリーントランスフォーメーション)や次世代自動車/MaaS、量子コンピューター、メタバースなど話題のテーマについて、有識者・著名人による講演を通じて旬の情報が入手いただけます。