生成AI(人工知能)の活用に二極化の兆し――。PwCコンサルティングは日本企業の生成AI活用の現状をこう分析する。「期待を大きく上回っている」との回答は9%、「期待通りの効果があった」と合わせると半数超が期待以上と回答したという。一方で「やや期待を下回る」との回答は17%で、「かけ離れている」と回答した企業と合わせて2割弱の企業にとって、生成AIの導入効果は「期待未満」だったことになる。

日経コンピュータ編集長の玉置亮太
日経コンピュータ編集長の玉置亮太
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 「ChatGPT」が登場しておよそ2年。生成AIは事務作業から顧客向けサービス、システム開発まで様々な用途に浸透しつつある。成果を上げる企業が出てくる一方で、壁にぶつかり思うように成果を出せないケースも少なくない。DX(デジタルトランスフォーメーション)の切り札として試行錯誤を繰り返す中で、生成AIを使いこなすために乗り越えなければならない課題、向き不向きや品質向上策に対する現実解も見えてきた。

 生成AI自体の進化は加速している。米OpenAI(オープンAI)の最新モデル「GPT-4o」は音声でほぼリアルタイムに対話できる性能を実現。次世代版の「o1(オーワン)」は数学の難問を解けるなど論理的思考力を高めたとされる。アイデアの壁打ち相手や情報の要約といった人間の助手から問題解決の主役へと、AIはその位置づけを高めようとしている。進化を続ける先端デジタル技術に企業はどう向き合い、変革に生かすべきか。2024年10月10~11日に東京国際フォーラムで開催する「日経クロステックNEXT 東京 2024」では、日経コンピュータの玉置亮太編集長が登壇し、あるべきDXの姿を展望する。

生成AI疲れはまだ早い!?企業が勝ち抜くためのDX戦略
2024/10/11 (金) 13:25 ~ 14:05

「ChatGPT」が登場しておよそ2年、生成AIは事務作業から顧客向けサービス、システム開発まで様々な用途に浸透しつつあります。一方で思うように成果を出せないケースも少なくありません。生成AIをはじめとする先端デジタル技術に企業はどう向き合い、変革に生かすべきか。あるべきDXの姿を展望します。