車を運転中に突如として目の前の道路が陥没し、そこに転落して命を落とす――。日本を震撼(しんかん)させた「八潮・道路陥没事故」から約3カ月がたち、転落した男性運転手と見られる遺体が見つかった。陥没した穴が拡大したり、陥没であらわになった別の埋設管から水が流れ出て地盤が軟弱化したりするなど、様々な要因が救助活動を妨げた。
事故現場は破損した下水道管路の仮復旧に移るという新たな局面に入り、今後は復旧の方針やスケジュール、事故メカニズムの解明などに注目が集まる。一方、忘れてはならないのが事故再発防止に向けた対策だ。維持管理を担う発注者の人手不足や厳しい台所事情があり、従来にない解決策が求められている。
注目の解決策が、デジタル技術を駆使して維持管理の体制やプロセスに変革を起こすメンテナンスDX(デジタルトランスフォーメーション)だ。「八潮の悲劇」を繰り返さないためにも、下水道管だけでなく橋やトンネル、法面、上水道管など、あらゆるインフラでメンテナンスDXを推進していく必要がある。
2025年6月5~6日にグランフロント大阪で開催する「日経クロステックNEXT 関西 2025」では、埼玉・八潮での道路陥没の事故から見えてきた日本の維持管理の課題と、解決に寄与する注目のメンテナンスDXについて、日経コンストラクション編集長が解説する。
2025/06/05 (木) 15:30 ~ 16:00
社会に大きな衝撃を与えた埼玉県八潮市での道路陥没事故。事故の要因の一つと見られるのが下水道管の老朽化だ。下水道だけでなく全てのインフラについて、いま一度管理や対策の在り方を見つめ直すときといえる。鍵になるのがインフラメンテナンスDX(デジタルトランスフォーメーション)だ。

















