i-Constructionとは、ICT(情報通信技術)を活用して、調査から維持管理・更新までの建設システム全体の生産性向上を図る取り組み。国土交通省は、2025年までの建設現場の生産性2割向上を目標に、2016年度から様々な施策を展開している。

 この取り組みを深化させるため、国交省は2024年4月、3つのオートメーション化(自動化)を柱とする「i-Construction2.0」を発表した。「施工」「データ連携」「施工管理」の自動化によって、2040年度までに建設現場の生産性を1.5倍に向上する。

 施工の自動化では、AI(人工知能)による施工計画の自動作成、1人のオペレーターによる複数建機の動作管理などを目指す。データ連係の自動化では、調査から設計、施工、維持管理までに使用するデータを必要な時に取得できる環境を構築する。施工管理の自動化では、部材製作を現場以外の場所に移す「オフサイト化」や、監督・検査を遠隔で実施する「リモート化」などを推進する。

 2024年10月10~11日に東京国際フォーラムで開催する「日経クロステックNEXT 東京 2024」では、i-Construction2.0の推進役である国交省技監の廣瀬昌由氏が登壇。具体的な取り組みを解説する。

国土交通省技監の廣瀬昌由氏(写真:国土交通省)
国土交通省技監の廣瀬昌由氏(写真:国土交通省)
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国土交通省のインフラDXの取り組み
2024/10/10 (木) 10:00 ~ 10:40

将来的な生産年齢人口の減少や災害の激甚化・頻発化、インフラの老朽化に対応するため、国土交通省では、新たに「i-Construction 2.0」を掲げ、2040年度までに建設現場の省人化を少なくとも3割、すなわち生産性を1.5倍向上することを目指す建設現場のオートメーション化に取り組む。