2023年3月6日(月)から3月10日(金)まで開催される「日経クロステックNEXT オンライン 2023春」のテーマ「SX(サステナビリティートランスフォーメーション)」について理解を深めるための記事をご紹介します。

 エレクトロニクスは、現代の驚異である。ポケットに入るスマートフォン(スマホ)は、スーパーコンピューターであり、音楽プレーヤーであり、多様な機能を備える。

 SAPジャパン(東京・千代田)は2022年11月7日、オックスフォード・エコノミクスとSAPが実施した調査で、日本企業の7割がサステナビリティ(持続可能性)と収益性を同時に実現させるのが難しいと回答したと発表した。現時点でサステナビリティ戦略から大きな価値を得ていると答えた日本企業はわずか6%だった。

 昨今、FinTech企業が手掛けるジャンルの1つに、ESGに関連したビジネス領域がある。とりわけ、ここ数年で普及してきたトピックとして、気候変動リスクに対応するFinTech企業への注目が日本でも広がりつつある。

 経営指標の改善も求める経営層や株主に、明確にESG関連の取り組みの価値を示すのは難しい。そこで日清食品ホールディングス(HD)は、認証パーム油の使用率向上や社員の多様化といった非財務指標を改善する取り組みが企業価値をどの程度向上させるか数値化する取り組みを進めている。

 「サステナブルであること」は事業の根幹であり、全企業の課題である。事業を持続可能にする機構を情報システムに組み込むことが欠かせない。情報システム責任者は経営者と連携し、今すぐ取りかかる必要がある。