2023年3月6日(月)から3月10日(金)まで開催される「日経クロステックNEXT オンライン 2023春」のテーマ「ローコード・ノーコード/スピード開発」について理解を深めるための記事をご紹介します。

 営業支援系のシステム群を内製開発で刷新した。利用部門が目指す改革像を議論し、業務プロセスを自らの手で定義した。アジャイル手法とローコードを採用し、1年強という短期で実装できた。

 花王がローコード開発で製造現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めている。その一例が衣料用洗剤や住居用洗剤などを製造する和歌山工場に見て取れる。製造現場で働く社員4人が3週間で原材料を管理するスマートフォン向けアプリケーションを開発し、年間の作業時間を約480時間短縮した。

 りそなホールディングスが営業店システムを刷新した。ローコード開発ツールを全面採用し、Webアプリケーションを自動生成。スクラッチで開発する場合と比べて、開発期間を半減させた。銀行界の常識にとらわれない取り組みといえる。

 高砂熱学工業は約40年使い続けた基幹システムをクラウドに刷新した。建設業特有の業務ニーズに応えるため、ローコード開発ツールで自社開発。最大300人が関与し、約3年に及んだ巨大プロジェクトを計画通り完遂した。

 企業のDXでは、「ノーコード」や「ローコード」が大人気だ。これらが企業にもてはやされる現在の風潮に対し、ある種の違和感を覚えている。「コードを書く必要がない」という点が不自然にフィーチャーされているように感じる。