
2026年9 月29 日(火) 9:30~18:00
フィジカルAIが大きな注目を集めるようになって来ました。本イベントではフィジカルAI、そしてロボット技術の最先端にいる方々にご登壇いただきます。
皮切りとなる基調講演は米Physical Intelligence。VLAの技術を世界的にけん引するトップ級の企業です。フィジカルAIの日本の国家プロジェクトを担う企業、Noetra(ノエトラ)の技術を統括するPreferred Networksの岡野原 大輔氏にも基調講演をしていただきます。
フィジカルAIはまだ「答え」が明確に出ている技術領域ではありません。技術面でもビジネス面でも不確実性や混沌としている面が残っています。本イベントを通して、フィジカルAIの技術の展望を感じとっていただければ幸いです。
プログラム議長 進藤智則(日経Robotics編集長)
※講演者や講演時間など、プログラムは変更になる場合がございます。予めご了承ください。
Physical Intelligence
Research Scientist
Ashwin Balakrishna 氏
※オンラインによるライブ出演となります
※同時通訳あり
Ashwin BalakrishnaはPhysical Intelligenceの研究所員(リサーチ・サイエンティスト)として、インテリジェント・ロボットの開発に取り組んでいます。以前はGoogle DeepMindのGemini Roboticsチームにて、シニア・リサーチ・サイエンティストを務めていました。彼は、視覚や言語の基盤モデル(vision and language foundation models)が持つ汎用的な能力と、模倣学習や強化学習といった「相互作用を通じた学習」のためのアルゴリズム的パラダイムとを融合させることに大きな関心を寄せています。カリフォルニア大学バークレー校でコンピュータサイエンスの博士号を、カリフォルニア工科大学(Caltech)で電気工学の学士号を取得しました。
Preferred Networks 代表取締役社長
Noetra(ノエトラ) 開発戦略室 室付
岡野原 大輔 氏
大規模言語モデルからマルチモーダルモデル、世界モデルへと発展するAI基盤モデルの潮流を概観し、現在の取り組みと今後の課題を解説します。
さらに、AIの進展によってロボティクスがどのように変化し、社会実装が進むのか、その可能性と課題を展望します。
情報理工学博士。東京大学大学院在学中の2006年に、西川徹等とPreferred Networks(PFN)の前身となるPreferred Infrastructureを創業。2014年にPFNを創業し、生成AI基盤モデルの研究開発に取り組む。日経Roboticsに「AI最前線」を連載中
ハーモニック・ドライブ・システムズ
取締役 執行役員 研究開発本部長
矢田 静華 氏
AIによってロボットの知能が飛躍的に進化する一方、その能力を現実世界で発揮するためには高度な運動性能が欠かせません。本講演では、産業用ロボットで培われたモーションコントロール技術を起点に、Physical AI時代のロボットを支えるキーデバイスと技術の方向性を紹介します。
ハーモニック・ドライブ・システムズ株式会社 取締役・研究開発本部長。入社以来、主力製品である波動歯車装置「ハーモニックドライブ®」および関連要素技術の研究開発に従事し、数々の技術課題の解決と新製品創出に貢献してきた。技術的な難題に挑戦することを原動力とし、現在は研究開発組織を率いて多くのエンジニアとともに、産業やロボットの進化を支えるモーションコントロール技術の可能性を追求している。
休憩・展示見学
東海旅客鉄道(JR東海)
総合技術本部 技術開発部 先進メカトロチーム 将来機械1グループ 主任研究員
藤田 京康 氏
鉄道に係る業務において、人手に依存してきた点検・検査作業そのものの自動化は重要な課題である。JR東海では、ロボットやドローンなどの先進技術を活用し、作業者の安全性の向上と負担軽減を両立する技術開発を進めている。今回はその中で現在開発中のトンネル検査ロボットについて紹介する。
2011年東海旅客鉄道株式会社入社。中央新幹線推進本部リニア開発本部山梨実験センター(現:リニア開発部山梨リニアセンター)にて、実験線運営および土木設備の維持管理業務に従事。2018年より総合技術本部技術開発部にて、鉄道業務の省力化・機械化・ロボット化に向けた開発に取り組んでいる。
FastLabel
代表取締役社長
鈴木 健史 氏
早稲田大学・大学院で機械学習の研究に従事。AIのデータ課題を解決するため2020年にFastLabel株式会社を創業。現在も画像認識、LLM/VLM、VLAといった幅広いAIモデルやRAGを対象に、実データやシミュレーション・合成データを活用したモデル改善のR&D活動に従事。
SB Intuitions
R&D本部 本部長兼CRO
公野 昇 氏
SB Intuitions株式会社 R&D本部長兼CRO。Physical AIを含む基盤モデルに関連する研究分野を横断する研究開発戦略をリード。マイクロソフトで約17年グローバルでの産学連携を牽引。東京大学大学院工学系研究科システム量子工学専攻修士課程修了。
AIロボット協会(AIRoA)
CTO / 東京大学松尾研究室 特任助教
松嶋 達也 氏
ロボット基盤モデルの開発は、データ・計算資源・ハードウェア・評価環境が一体となった大規模な基盤を必要とする。AIRoAが一般社団法人として進めるデータ収集・モデル開発・オープン基盤構築の取り組みを踏まえつつ、産業界がこの基盤をどう活用し、社会実装につなげられるかを展望する。
2018年東京大学工学部卒,2023年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.東京大学松尾・岩澤研究室特任研究員を経て,2025年より同特任助教.2025年よりAIロボット協会(AIRoA)CTO.専門はロボットラーニング,機械学習を活用したサービスロボットシステム設計など。
QNX
Senior Field Application Enginee
小島 央 氏
国内SoCベンダーで大規模SoC向けのLinux開発に従事したのち、国内Tier1にて自動車・商用車向けのIVI、フリートマネジメントシステム等のシステムアーキテクチャ設計に従事。Linux, RTOS, AUTOSARベンダーを経て、現在はQNXにおいて国内のお客様向けの組み込み機器開発を支援している。
展示見学・ネットワーキング
Highlanders
代表取締役 CEO
増岡 宏哉 氏
AIが身体を持ち、現場で労働を担う「フィジカルAI」の競争が始まっています。しかし、その社会実装は、優れたAIモデルだけでは実現できません。高性能なロボット量産、現場で得られたデータを学習へ還流させる仕組みが必要です。本講演では日本のものづくりをフィジカルAI時代の競争力へ転換する展望を紹介します。
東北大学特任教授(客員)として従事しつつ、株式会社Highlandersの代表を務める。自動倉庫システムメーカーであるRENATUS ROBOTICSのCIOや、NEDO「DTSU事業」の研究代表者を歴任。 現在は最先端AIとロボットを融合させた「フィジカルAI」の社会実装を自ら指揮している。
日本精工株式会社
執行職 事業企画本部長
木原 武志 氏
慶應義塾大学経済学部卒。ペンシルベニア大学経営大学院卒。みずほ銀行を経て2023年4月日本精工入社。事業企画本部長就任。24年4月執行役常務、25年4月当社執行体制変更以降、現職。26年3月ロボット事業部設立。
アールティ
代表取締役
中川 友紀子 氏
2005年に株式会社アールティを起業。2015年に「ロボット業界で知るべき世界の女性25人」に選出。2017年よりスマートファクトリー事業を展開。開発した人型協働ロボット多数。近年は人型ロボットだけでなく、四足歩行ロボットの開発にも取り組む。日本ロボット学会フェロー、ROS理事
生成AIに続く成長領域として注目されるフィジカルAI。本講演では、NSKとアールティが進めるロボット社会実装への挑戦を紹介する。製造現場での四足歩行ロボット活用事例を通じ、日本発ロボットエコシステムの構築と新たな産業創出の可能性を展望する。
Telexistence
共同創業者 CTO / AIRoA 理事
佐野 元紀 氏
Physical AIの進化により、ヒューマノイドによる多様な業務の自動化が現実味を帯びている。本講演では、Telexistenceがコンビニ業務を題材に進めるロボット基盤モデルの実機検証事例をもとに、汎用ロボットに求められる技術要素を整理し、実用化に向けた可能性と課題を展望する。
AIとロボティクスの社会実装を推進。東大・慶応大で研究されていたテレイグジスタンス技術を事業化するTelexistenceを2017年共同創業。CTOとして自らハードウェアからソフトウェアまで一気通貫の開発を行う。近年は遠隔操作データを活用したAI自動制御の高度化やロボット基盤モデルの開発に注力。
日経BP読者サービスセンターセミナー係
お問い合わせ