
AIは「答える」存在から「行動する」存在へと進化しています。企業・組織では、AIエージェントに社内のデータやシステムへのアクセス権を与え、業務を自律的に進めさせる活用が始まっています。その一方で、AIをだまして意図しない操作をさせる「プロンプトインジェクション」をはじめ、業務に組み込んだAIそのものを狙う新たなサイバーリスクも浮上しています。攻撃者によるAI活用も進み、AIはサイバー攻防の両面を変えつつあります。
しかし、新しいリスクだけに目を奪われるわけにはいきません。足元ではランサムウエアなど、従来からあるサイバー攻撃による被害も依然として深刻です。2026年1~7月に国内で確認されたランサムウエア被害件数は前年同期を上回り、攻撃者側でAIを活用する動きも観測されています。フィッシング、脆弱性を放置したVPN装置、推測されやすいパスワードなど、以前から指摘されてきた弱点が突破口となり、情報漏洩や事業停止につながるリスクはなくなっていません。
こうした中、企業や行政機関に求められるのは、全てのサイバー攻撃を防ぐことだけではありません。攻撃を受けることを前提に、被害を最小限に抑え、事業を止めない。たとえ止まっても早期に復旧する――。この「サイバーBCP」を確立することが重要です。先進企業はサイバーリスクを「経営リスク」と捉え、CISOやCSIRTを中心とする体制の整備、脅威インテリジェンスの活用、専門人材の採用・育成、演習・訓練などを通じて、組織全体の対応力を高めています。
本イベントでは、日々サイバーリスクに対峙する企業・組織の方々による「生」の事例講演を通して、AIによって変わるサイバー攻防と、被害を受けても事業を継続するための備えを考えます。「何を守るか」だけでなく「どう事業を守り抜くか」。聴講者の皆様が、自分たちなりのセキュリティーマネジメントを考える機会を提供します。
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日経BP読者サービスセンターセミナー係
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