現在、あらゆる業界で脱炭素への動きが加速している。企業にとっては、自社の事業活動を継続するうえで、避けては通れない課題といえる。

 建設業界においては、脱炭素を目的とした建築材料の革新が進む。「グリーンコンクリート」はその典型だ。コンクリートは従来、セメント製造時に大量の二酸化炭素を排出していたが、二酸化炭素を吸収・固定する機能を持つ材料に進化している。

 業界を上げた研究・開発が進むグリーンコンクリートについて、日経クロステックの坂本曜平記者が解説する。

2023年に輝く「100の技術」はこれだ!
2022/10/20 (木) 15:50~16:20

今年9月に発行される「日経テクノロジー展望2023 世界を変える100の技術」は、日経クロステックが報道してきた膨大な最新テクノロジー情報の中から、2023年に飛躍が期待される100の技術をえりすぐって紹介している。この書籍の発行を記念して、今回取り上げた技術について、取材を担当した記者が自ら解説するほか、これら新技術が世界に与えるインパクトや、今後期待される応用展開などについて、日経クロステックの戸川発行人と、注目の新メディアNIKKEI Tech Foresightの高野編集長が大胆に語り合う。