欧州や中国を中心に電気自動車(EV)へのシフトが加速している中、日本の自動車メーカーも新型EVの開発に本腰を入れています。そうしたEVの中核部品の1つが駆動用のモーターです。

日産の新型EV「アリア」
日産の新型EV「アリア」
(写真:日産自動車)

 EVでは、これまで駆動用モーターとして誘導モーター(Induction Motor、IM)を使う車種もありましたが、永久磁石式の同期モーター(Permanent Magnet Synchronous Motor、PMSM)を使うケースが一般的でした。しかし、日産自動車は、新型EV「アリア」に、これらとは違う巻き線界磁式のモーター(Electrically Excited Synchronous Motor、EESM)を採用しました。

 では、その理由は何でしょうか?(複数選択可)

(1)コスト低減
(2)小型化
(3)高速走行時の効率向上
(4)音や振動の低減
(5)レアアースを使うリスクの低減

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