日本の高速道路は、建設から50年近く過ぎた構造物が増えています。そのため、更新や修繕の工事が盛んに行われています。

 車線の一部や夜間の通行を制限しながらも、道路を供用し続けて工事をするケースが多い中、阪神高速道路14号松原線の喜連瓜破(きれうりわり)―三宅JCT(ジャンクション)では2022年6月から、3年間という異例の長期通行止めが始まりました。

喜連瓜破区間の通行止めに伴う迂回ルート
喜連瓜破区間の通行止めに伴う迂回ルート
(出所:阪神高速道路会社)

 では、高速道路の高架橋の架け替えで3年間も通行止めを実施する理由は、次のどれでしょうか?

(1)道路の老朽化が進みすぎて、通行が危険なため
(2)通行止めにしないと、工事に10年以上かかるため
(3)技術的に可能な代案が他になかったため
(4)一般道だけで交通量を十分にまかなえるため

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