首都高速道路都心環状線の日本橋区間の地下化事業は、2040年の完成を目指しています。事業範囲は、神田橋ジャンクション(JCT)と江戸橋JCTの間の約1.8km。このうち1.1kmを地下に移します。総事業費は約3200億円です。

地下化が完了した後の日本橋のイメージ
地下化が完了した後の日本橋のイメージ
(資料:首都高速道路会社)

 地下化が完了すれば、日本橋上空の構造物がなくなります。周辺では水辺を活用した親水空間の整備など、再開発が計画されています。日本橋の景観を大きく変える事業として、注目を集めています。

 ただし、地下化事業が進んでいるとはいえ、トンネル工事はまだ始まっていません。地下の掘削に先駆けて、まず何を進めているのでしょうか。

(1)首都高速道路の一部撤去
(2)臨時ルートの整備
(3)首都高速道路の拡幅
(4)橋脚の耐震補強

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