ウクライナ危機や急激な円安、半導体不足など、2022年は産業界に大きな影響をもたらした。過去の事業をどう継続していくのか、どう変えていくのかという議論が沸き起こった。
EV(電気自動車)に関しては、日産自動車と三菱自動車が発売した軽自動車のEVに注目が集まった。2010年末に世界初の量産EV「リーフ」が登場してから12年で、いよいよ軽自動車にまでEVが広がったのは一つの通過点として見てよいだろう。電池コストが高いので普及は限られる、という見方は少しずつ変わってきているようだ。

エネルギーについては、ウクライナ危機により、ロシアから海外への天然ガス輸出の制約が起こり、世界的に天然ガスが不足するという事態になった。特に欧州では影響が大きく、エネルギー価格の高騰が市民や業者を直撃しており、根本的な打開策は見えていない。

これまで先進技術は、産業界の発展のためという側面が強かったが、いま求められるのはエネルギー不足や紛争、インフレなど世界的な危機を抑えるという側面である。

2022年10月11日からオンライン開催が始まった「日経クロステック EXPO 2022」では、日経クロステックの編集長が勢ぞろいで注目のトピックスを解説する。日経Automotive編集長の木村雅秀が「EVシフトは本物か、次世代カーの行方を探る」をテーマに講演する。また、日経エネルギーNext編集長の山根小雪が「電力不足にウクライナ侵攻、日本のエネルギーはどうなる?」について登壇する。日経クロステック発行人の戸川尚樹が新媒体NIKKEI Tech Foresight編集長の高野敦と語り合う『2023年に輝く「100の技術」はこれだ!』にも注目したい。
EVシフトは本物か、次世代カーの行方を探る
2022/10/20(木)10:00~10:30
多くの電気自動車(EV)が登場した2022年は“EV元年”とも呼ばれる。普及の起爆剤として期待される「軽EV」、競争が激化する「電動アクスル」、そして新たな選択肢として注目を集める「水素エンジン車」。これら3大トピックについて最新動向を解説する。
電力不足にウクライナ侵攻、日本のエネルギーはどうなる?
2022/10/20(木)12:20~12:50
1年先を見通すことさえ難しい昨今のエネルギー情勢。「電力不足」「ウクライナ侵攻と脱炭素」「電気料金上昇」という3つのトピックスから、現状を読み解くとともに、これからを予測する。
2023年に輝く「100の技術」はこれだ!
2022/10/20(木)15:50~16:20
今年9月に発行される「日経テクノロジー展望2023 世界を変える100の技術」は、日経クロステックが報道してきた膨大な最新テクノロジー情報の中から、2023年に飛躍が期待される100の技術をえりすぐって紹介している。この書籍の発行を記念して、今回取り上げた技術について、取材を担当した記者が自ら解説するほか、これら新技術が世界に与えるインパクトや、今後期待される応用展開などについて、日経クロステックの戸川発行人と、注目の新メディアNIKKEI Tech Foresightの高野編集長が大胆に語り合う。