「日経クロステック EXPO 2022」で初日の10月11日にお届けする注目の基調講演5件の見どころを紹介します。まずは日経クロステックのIT編集長 森重和春、建設編集長 浅野祐一、先端技術編集長 小川計介が登壇。今後注目すべき技術について「注目テクノロジーの本質と未来、2023年展望」と題して議論します。モデレーターを日経クロステック発行人の戸川尚樹が務めます。

 続いて、量子コンピューターの開発の進展状況と展望について、第一線で活躍する慶応義塾大学量子コンピューティングセンターの山本直樹センター長が講演します。聞き手は量子技術の動向を追い続けている日経クロステック副編集長の中田敦。鋭い質問で第一人者に迫ります。

 マーケティングや社内研修など、企業の活用が増えてきたメタバース。これからビジネス活用が一気に広がるのでしょうか。それとも乗り越えるべきハードルがなお多いのでしょうか。メタバースや物理空間をデジタル化するデジタルツインに詳しく、国や自治体、企業との実証実験の実績も豊富なSymmetry Dimensionsの沼倉正吾CEO(最高経営責任者)が動向を語ります。日経クロステック編集委員の加藤雅浩が聞き手を務めます。

 インターネットでの動画配信の定着など、大きな環境変化に直面する放送業界。放送各社はいかに存在感を保ち続けようとしているのか。総務省が進める制度改革の行方は。日経ニューメディア編集長の長谷川博が将来を見通します。

 ベストセラー『アフターデジタル』シリーズで著名なビービットの執行役員CCO/東アジア営業責任者の藤井保文氏。オフラインのない世界、アフターデジタルを提唱した藤井氏は、日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)の現状をどう見ているのでしょうか。インドネシアの最新事例を踏まえながら講演します。

注目テクノロジーの本質と未来、2023年展望
2022/10/11 (火) 10:00 ~ 10:30

 気候変動やパンデミック、ウクライナ侵攻など世界を揺るがす事態が、技術革新を加速させている。2023年以降の社会や経済を刷新する注目技術を、IT、モビリティー、エレクトロニクス、建築、土木の分野から日経クロステックの編集長がピックアップ。内容を解説するとともに、世の中を変える道筋を展望する。

第一人者に中田副編集長が迫る!「量子コンピューターの未来は明るいか?」、実機動画リポートも
2022/10/11 (火) 12:20 ~ 12:50

 量子コンピューター開発の進展状況と展望について、第一線で研究する慶応義塾大学量子コンピューティングセンターの山本直樹センター長が講演する。聞き手は量子技術の取材経験豊富な日経クロステック副編集長の中田敦。日本IBMの商用量子コンピューターの実機をリポートした動画も放映。これを見れば、量子の未来が分かる!

デジタルツインの第1人者が語る「データ連携でメタバースはビジネスツールになる」
2022/10/11 (火) 15:15 ~ 15:45

 物理空間をデジタル化する「デジタルツイン」。現実の世界とデータを相互に連携させることで、さまざまなビジネス活動に使えるツールにできる。2018年に「都市のデジタルツイン」を提唱し、国や自治体、企業との実証実験に取り組んでいるSymmetry Dimensionsの沼倉正吾CEOに、デジタルツインのこれまでと今、メタバースとの関連、今後の可能性としてどのようなビジネス活動に展開していけるか、など大いに語ってもらう。

【日経ニューメディア編集長注目の3大トピック】
放送の「いま」と「これから」
2022/10/11 (火) 16:25 ~ 16:55

 「公共メディア」として時代の変化に向き合うことを目指すNHKが変わろうとしている。総務省では放送制度の改革に向けた検討が進んでいる。動画配信の分野では、放送局発のサービスの存在感をいかに高めるかが課題になっている。これらの最新動向を報告し、放送業界の「これから」を考える上での材料を提供する。

アフターデジタルのその先へ:社会課題ドリブンのデジタルイノベーションが始まる
2022/10/11 (火) 17:35 ~ 18:05

 オフラインのない世界「アフターデジタル」の環境はOMO(オンライン・オフラインの融合)やWeb3など、様々な観点でさらにアップデートされています。本講演では、ネクストチャイナの呼び声も高いインドネシアなどの最新事例を踏まえ、日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)が進まない問題点をえぐり出しながら、新たな世界の潮流、アフターデジタルにおける進化について、「アフターデジタル-オフラインのない時代に生き残る」「アフターデジタル2 UXと自由」「UXグロースモデル アフターデジタルを生き抜く実践方法論」の著者であり、OMO的思考法の伝道者でもあるビービットの藤井 保文氏が語ります。