「法律違反をしていないのに抗議や批判が殺到、せっかくの新サービスを中止せざるを得なくなった」

 個人から派生したデータを人工知能(AI)などで分析し、新しいサービスに利用する場合、いわゆるグレーゾーンが存在する。従来無かった斬新なサービスにすればするほど、法令をしっかり順守していても利用者や一般消費者から「そのデータの使い方はおかしい」とクレームが押し寄せる危険がつきまとう。

 そこでAI利用やデータ活用の最前線にいる実務者が集まり、実際に起きた炎上事例を集めて分析し、それをしたら炎上しかねない「つまずきポイント」を見つけ出した。

日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC) AI・データ活用のためのコンプライアンス研究会 リーダー 佐藤市雄氏
日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC) AI・データ活用のためのコンプライアンス研究会 リーダー 佐藤市雄氏
日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC) AI・データ活用のためのコンプライアンス研究会 サブリーダー 安井秀一氏
日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC) AI・データ活用のためのコンプライアンス研究会 サブリーダー 安井秀一氏

 日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)AI・データ活用のためのコンプライアンス研究会の佐藤市雄リーダーと安井秀一サブリーダーが「つまずきポイント」とそれらを事前に探し出すツールについて説明する。

これをやったら炎上必至、AI・データ活用の「べからず集」
2022/10/14(金)15:15~15:45

 AIに代表される「攻めのデータ活用」における炎上対策が急務だ。
法律違反はなくても「倫理的に問題」と批判が殺到、サービス中止に追い込まれる危険がある。
データ活用の実務者が集まり、炎上事例を分析、やってはいけない「つまずきポイント」を抽出し、それを事前に洗い出すツールを開発した。利用例も含めて報告する。