プログラミングを体系立てて学んだり、大学の履修課程でコンピューターサイエンスを学習したりしていなくてもプログラミングはできる、システム開発の仕事にも不都合はない――。そんな風に考えている人はいないだろうか。

 確かに、学生時代を文系の学部で過ごしてITベンダーや企業の情報システム部門で働き始め、ソフトウエア開発/システム開発の仕事に携わっている人は少なくない。目の前の仕事に必要なことをピンポイントで学びながら、それなりに仕事をこなせてはいるのだろう。

 しかし日進月歩の技術に追従しながら、より付加価値の高いソフトウエア/システムを開発していくには、イチからきちんとプログラミングを学び、さらにアルゴリズムやデータ構造といったコンピューターサイエンスを習得しておくことは重要である。基盤となる知識やスキルがあれば、新しい技術分野にもチャレンジしやすくなり、仕事の幅も広がる。

コーリー・アルソフ氏
コーリー・アルソフ氏
独学コンピューターサイエンティスト Pythonで学ぶアルゴリズムとデータ構造
独学コンピューターサイエンティスト Pythonで学ぶアルゴリズムとデータ構造
コーリー・アルソフ著

 では、どうやってプログラミングやコンピュータ-サイエンスを学べばよいのか。「日経クロステック EXPO 2022」では、自身もプログラマーであり、ベストセラー「独学プログラマー」と近著「独学コンピューターサイエンティスト」の著者であるコーリー・アルソフ氏が、自らが経験した学び方を披露する。講演には両著書の訳者である清水川貴之氏、新木雅也氏も参加し、聴講者へのアドバイスをお届けする予定だ。

 ソフトウエアエンジニアとして学びが必要だと考えている人、さらなるステップアップを目指している人は、ぜひアルソフ氏の講演に耳を傾けていただきたい。

独学プログラマーこそコンピューターサイエンスを学ぼう
2022/10/13 (木) 15:50~16:20

独学プログラマーにとって大きな弱点あるいは落とし穴になりがちなのがコンピューターサイエンス、特にアルゴリズムとデータ構造の知識です。大学出身のプログラマーに対して負い目となるこれらの知識をどのように学べばよいのか?ベストセラー「独学プログラマー」と近著「独学コンピューターサイエンティスト」の著者コーリー・アルソフ氏が自身の経験を語ります。訳者である清水川貴之氏らのアドバイスも必聴です。