企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支えるテクノロジーとして、AI(人工知能)の活用が広がっている。画像認識AIを使って製品の不具合を見つける、潜在顧客の属性や消費行動を分析して商品の受注確度を高める販促につなげるなど、その用途や目的はさまざまだ。

 効果的なAI導入と継続的な活用のためには、AIの技術知識やデータ分析といったスキルを持つ人材の確保が欠かせない。しかし個々の企業にとって、必要なAI人材を確保するのは容易ではない。例えば、自社の取り組みにどんな人材が足りないのかが不明確なまま育成・採用を進めてしまい、失敗する例は少なくない。

 「日経クロステック EXPO 2022」では、「AIヒット書籍の著者だから分かる『本当に役立つAI人材とは』~データサイエンティスト vs AIエンジニア~」と題して、AIエンジニアの赤石雅典氏とデータサイエンティストの伊藤真氏が登壇。企業が求めるべきAI人材を明らかにする。AIに関する書籍の著者である両氏の経験や知見に基づく議論が、AIプロジェクトの成功に向けたヒントになるはずだ。

AIエンジニアの赤石雅典氏
AIエンジニアの赤石雅典氏
Pythonで儲かるAIをつくる
Pythonで儲かるAIをつくる
赤石雅典 著
データサイエンティストの伊藤真氏
データサイエンティストの伊藤真氏
「強化学習」を学びたい人が最初に読む本
「強化学習」を学びたい人が最初に読む本
伊藤真 著
AIヒット書籍の著者だから分かる「本当に役立つAI人材とは」
~データサイエンティスト vs AIエンジニア~
2022/10/12 (水) 15:50~16:20

AI人材の育成でありがちな失敗例は、必要な人材像が不明確なまま育成・採用を始めること。これでは「本当に必要なAI人材」はそろいません。では、本当に必要なAI人材とは誰か。AIヒット書籍の著者であり第一線のデータサイエンティスト、AIエンジニアの二人が、AI書籍を手掛ける日経Linux編集長とともに明確にします。