世界的ベストセラー『スーパーインテリジェンス』著者で哲学者
ニック・ボストロム 氏
スウェーデン生まれの哲学者で理論物理学、計算神経科学、論理学、人工知能の分野の研究も手がける。英オックスフォード大学で教授を務め、2005年から24年4月まで同大学の「人類の未来研究所」所長を努めた。この世界はすべてシミュレーションの中の出来事とする「シミュレーション仮説」や、ある種の技術的発展が文明を破滅させる「脆弱な世界仮説」などの概念を示したことで知られる。ベストセラー『スーパーインテリジェンス 超絶AIと人類の命運』でAI脅威論を書いた10年後の24年に、今度は著書『ディープ・ユートピア』で仮にAIが全ての課題を解決したら、という真逆とも言える世界を描いた。AIのおかげで物質的に豊かになり働く必要もなくなり、歯すら磨かなくてもよくなった時、人生の目的や意味、最終的な価値を人はどこに見出すべきかを読者に問うた。人がAIに配慮して傷つけない「デジタルマインドの倫理」も唱えている。大学院生時代にはロンドンでスタンダップコメディに夢中になった。