近年、国が中心となって木材の建築物への活用をさらに高めようという施策を進めており、2021年10月には「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が改正され「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行、公共建築物だけでなく民間建築物への木材利用促進の機運が高まってきました。
脱炭素の取り組みやESG投資の潮流を背景に木造建築を推進する動きは加速していますが、我が国の重要な資源である森林の循環利用をうまく進めていくには、木材需要のより一層の向上が求められています。一方で実際に建築物への木材利用を高めるためには、耐震、耐火、耐久面での技術進歩や設計者の木材活用を促す情報や各種法律・制度の整備、流通、また、発注者が求める経済効率や意匠上の価値向上など、様々な環境整備や情報の伝達が不可欠になってきますが、その点ではまだ充分とは言えません。
本フォーラムは、木材活用に関する様々な情報を設計者や施工者、また発注者に対して提供するとともに、木材活用を促すための課題を共有し、解決への糸口を探る場となることを目指します。
名 称 |
木材活用フォーラム2023夏 |
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日 時 |
7月21日(金)14:30~17:00 |
会 場 |
オンライン開催 |
主 催 |
日経BP 総合研究所 社会インフララボ、 日経アーキテクチュア、 日経クロステック |
受講料 |
無料(事前登録制) |
また、視聴に必要なURLや登録・ログイン方法につきましては、配信日の前日までにご登録いただいたメールアドレスへご案内いたします。
14:30~15:00 |
【特別講演】木材活用に挑むマクドナルドの狙い2023年2月、日本マクドナルドは、農林水産省と「建築物木材利用促進協定」を締結した。この制度は、建築物における木材利用の促進に関する構想を実現するため、建築主や建築物に関係する事業者・団体が、国または地方公共団体と協定を締結できるもの。同社は新規出店、改装、建て替えをする店舗において、国産木材を外装および構造材で積極的に活用している。その狙いを解説してもらう。 コミュニケーション&CR本部渉外部 部長 青木 卓也 氏 店舗開発本部 開発戦略部 投資モデル最適化部 部長 佐藤 弘樹 氏 15:05~16:00 【パネルディスカッション①】カーボンニュートラルからネットゼロへ気候変動リスクは大きな社会問題となっている。その解決策のひとつとして、建築物の木造化・木質化に注目が集まっている。木材利用の効果をどう見える化し、不動産価値の向上にどうつなげていくか。建築業界、不動産業界の視点から議論する。 代表取締役社長 堀江 隆一 氏 木造・木質建築推進本部 シニアチーフエンジニア 小林 道和 氏 林政部 木材産業課 木材製品技術室長 土居 隆行 氏 日経BP 総合研究所 上席研究員 小原 隆 16:05~17:00 【パネルディスカッション②】象徴から普遍へ「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行されて12年以上がたち、建築物の木造化・木質化が進んできた。鉄筋コンクリート造や鉄骨造などと同様に、木造に挑む設計者や施工者、発注者も増えている。木造建築を手掛けてきた実践者とともに、普及の方策を探る。 芝浦工業大学建築学部 教授/ ビルディングランドスケープ 代表 山代 悟 氏 福祉工学科 建築バリアフリー専修 准教授 坂口 大史 氏 関連事業推進室 木造木質化事業推進室 統括 兼 三菱地所設計 R&D推進部 木質建築ラボ チーフエンジニア 海老澤 渉 氏 日経BP 総合研究所 上席研究員 小原 隆 |
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